建築士」が誕生して50年余が経ちました。この間、建築士は、社会の高度化・多様化に伴い、企画・調査から設計、建設、維持管理まで、専門分化しながら業務を行い、日本の建築生産の基本的な枠組みを支え、建築・建設産業の中心的担い手として、建築物の質を支える主要な役割を担って参りました。
今後も、専門技術者として、より緊密に連携しながら仕事を進める必要性が高まっています。こうした背景から、「建築士」という一括りでは、その建築士が、一連の建築生産のどこを担当しているのか、分かりにくくなってきています。さらに、時代の進展に合わせ、新しい技術、より高い能力が求められるようになっています。
そのため、建築士は社会やクライアントに対し、「絶えず自己研鎖に努め、かつ一定の実績を挙げている資格者として、自らの専攻(専門)領域を明示する」責任があると考えますし、建築士会はそうした建築士を支援し、証明するため、専攻(専門)領域について、一定の実務実績のある建築士を建築士会が審査し、「第三者性のある認定機関」が認定する「専攻建築士制度」を創設いたしました。
専攻建築士とは、「消費者保護の視点に立ち、高度化しかつ多様化した社会的ニーズに応えるため、建築士の専門分化に対応した専攻領域及び専門分野を表示し、建築士の責任の明確化を図る目的の自主的な表示制度です。」「建築士会が、実務実績に基づき審査、認定・登録することで、社会に対して努力している建築士を応援する制度です。」 |