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鴨江別館写真展+シンポジュウム

                           
8月7日から10日まで、浜松駅前のオープンスペース/ギャ ラリーモールと
浜松市フォルテ1Fで鴨江別館(旧浜松中央警察署)保 存にむけての写真展とシ ンポジュウムが開催されました。

浜松支部まちづくり委員会が中心と なって、
展示内容の取材+編集から写真撮影、パネル印刷と製作、特設会 場の設営ま で全て手作りの活動でした。

それまで、見向きもされなかった80 歳のこの建 物が、まずは建築士会の面々から街行く人々、それぞれのなかで対象化
され ,何らかの感情を引き興し、それが伝播してゆくようになればと思ってい ます。

遺された鴨江別館シンポジューム--2008年8月10日 (日)

浜松市フォルテ1階.PM2:00〜4:30

塩見 寛-----(社)静岡県建築士会景観整備機構:副 代表


フローからストック重視型社会へ。国の文化施策の転換と地方分権化の
推進。
その地域固有の歴史的・文化的価値を発見又は再認識し、醸成、継承し
てゆくことの意味。
成熟化・高齢化した社会に渇望される[ゆとりと潤い]のある生活の場の形成。
街並や景観価値の発掘・保全活動の立場から、県内の事例を挙げながら
行政・自治体の取組み、市民達の取組みの紹介。コミュニティーにとっ
ての意味。

土屋和男-----建築史研究者/常葉学園大学造形学部:准教


日本の近代建築史の概要と浜松における展開。古い建物の見方、楽しみ方。
文化財の市民生活における有用性。コンバージョンによる歴史的環境と 公共性の維持。
記憶・時間の堆積と今を生きる個人の意識・感覚の交流。継承、活用してゆくことの意味と手法。
国内外の事例をわかりやすい言葉で紹介。

大澤 稔-----(社)静岡県建築士会会長/一級建築士事務所:代表


浜松におけるまちづくり活動、歴史的景観の整備活動の経緯と現状。
住民とともに保全活動を続けることによる市民意識の高揚、文化的土壌 の醸成。
景観という共有財産と個人の権利・義務の関係.行政+市民の役割。
子供達に何を残してゆくか。

伊藤哲郎-----新制作協会スペースデザイン部会員/一級建築士事務所:代表


今回のシンポジューム及びパネル展示と広報活動に至った経緯説明。
いち設計者、デザイナーとして歴史的建造物をどう見るか。
改修計画に当っては何を掘り出し、何を附加するか。
構造・機能・造形それぞれの観点から、戸惑いと試行錯誤、そして表現 に向うプロセス。
リノベーションされる宿命と、それらが織り重なった文化的厚み、深み の表現。
誠意ある手によって丁寧に積み重ねられた表現。


おおよそ上記のレジュメにそってそれぞれの発言が済み、
10分の休憩を挟んで開場からの次のような意見のやりとりがありました。

1.鴨江別館だけでなく住吉の浄水場も昭和初期の建物で、保存活動の輪
を拡 げ行って欲しい。

2.県内の事例で、保存・活用がうまくいかなかったケースの理由はとい
う問 いに一番にはその建物に対する人々の愛着の度合いが、成否の分れ目に
なる 場合が多 くよりたくさんの人に知ってもらい、利用してもらい触れて
もら うことが大事だという意見が述べられた。

3.保存を呼びかける為には、保存後の活用計画の提示も不可欠で、例え
ば建築士会が鴨江別館の指定管理者となり、経済的にも自立しながら運営・
活用 の道を模索してはという意見が述べられた。

                                                                           まちづくり委員会  伊藤哲郎

 

                             

             ギャラリーモールでの展示                      シンポジウム会場

                                            


[鴨江別館保存と活用に向けての展示会 + シンポジウム]

 

昭和3年に完成した鴨江別館(当時、浜松中央警察署)の建築史、文化史、郷土史的価値を掘り起こすとともに

空襲による被害の激しかった浜松に残された貴重な近代建築の遺産として

広く市民の皆さんにその存在を知ってもらうため、展示会とシンポジウムを行います。

 

鴨江別館パネル展示会   2008年(8/7〜8/9) ギャラリーモール (8/10)フォルテガーデンにて                                     

シンポジウム         2008年(8/10) 14:00〜16:30  フォルテホールにて

                 テーマ:浜松の近代建築の現状と鴨江別館/保存と活用に向けて

                 パネリスト  建築史研究者:土屋和男/常葉学園大学

                         (社)静岡県建築士会・景観整備機構:塩見寛 

                         (社)静岡県建築士会会長:大澤稔

 

展示会・シンポジウムの詳細はこちら 

 

鴨江別館保存署名用紙はこちら

建築写真教室 撮影会

                    〜 鴨江別館にて 〜

 

                     主催:静岡県建築士会浜松支部・まちづくり委員会

 

完成した建築を記録として残したい。

建て主さんに、記念として竣工写真を渡してあげたい。

けれども、カメラの腕前には自信がない・・・。

日常業務の中で、そんな思いを持たれたことはありませんか?

 

まちづくり委員会では、浜松在住のプロカメラマン上田明さんを講師としてお招きし、「建築写真教室&撮影会」を開催します。写真撮影会の会場は、旧浜松銀行協会の向かいにある「鴨江別館」。昭和初期に建てられた RC 造の建物です。

今回の「建築写真教室」は、今年の8月上旬に遠鉄百貨店北側ギャラリーモールで開催予定の「鴨江別館保存活用の写真展」に向けた撮影準備作業でもあります。プロカメラマンは如何にして被写体に向かうのか、構図は、露出は、シャッタースピードは・・・。実際の撮影現場に立会い、会話を交わし、自らも被写体にレンズを向けることで、皆さんの写真の腕前をワンランク上げてみましょう。

 

一眼レフ等のカメラに関わらず、普段皆さんが使用されているデジタルカメラ等についても、撮影方法の基本やコツについてお話して頂きます。お楽しみに!

 

日   時 :平成 20 年  6 月  22 日   13 30

場   所 :鴨江別館 (浜松市中区鴨江町1)

参 加   費   :2000円/人(会員)   3000円/人(非会員)

持   物 :カメラ(種類は問いません)

定   員 :20名(定員になり次第締め切り)

 

•  参加費は、当日会場にて徴収します。
•  お車で来場の方は、鴨江別館北の市営駐車場、旧銀行協会東の立体駐車場をご利用下さい。
•  申し込み締め切り 平成 20 6 16 日(月)
•  雨天決行。(雨天の場合は、屋内の写真を撮影します)

 

申し込み先( FAX 053-454-9030

 

 社団法人静岡県建築士会・浜松支部事務局  TEL:053-454-9004

お名前

勤務先

電話番号:

会員、非会員の別:   ・会員   ・非会員      (丸印を付けて下さい)



鴨江別館 (旧浜松中央警察署)

 この建物は1928年(昭和3年)に建てられました。
様式は近世復興式と呼ばれるもので、重厚な古典的様式の構成の中に、幾何学的構成の近代の新しい様式が加味されています。当時多くの建物に取り入れられていた、古典主義・ネオバロック・ネオルネッサンスの中世西洋的要素を持ち、そこから新しく模索を始めたデザインを混在させながら結実している建築です。
 昭和初期の近代建築に見られる力強い意匠をもち、日本建築学会が全国の明治・大正・昭和戦前の近代建築の調査・研究し、「歴史の証人、文化活動の遺産」としての価値がある建築をリストアップした書籍である「日本近代建築総覧」にも取り上げられました。
 このような文化的価値もさりながら、太平洋戦争や東南海地震という苦難を市民と一緒にくぐり抜けてきた歴史があり、2年後正面に建てられた旧銀行協会と対をなし、当時の面影を残す景観としての価値を持つものと思います。
 類にもれず浜松市も、地方都市のドーナツ化現象により市街地の求心性が加速度的に衰退し、郷土のアイデンティティーも徐々に希薄化してゆくのではないかと危惧されるなか、数少ないメモリアルな存在としての当建物及び旧銀行協会を含めた建物群が、市民にとって、精神的にも物理的にも重要な役割をはたしてゆくのではないかと期待されます。


■鴨江別館資料1 (6.46KB)

■鴨江別館資料2 (460KB)

■鴨江別館資料3 (709KB)

笠井のまちづくり幻灯会報告

                    建築士会浜松支部まちづくり特別委員会

 

 まちづくり特別委員会では、数年前より、浜松まちづくりセンターとの協力の中、笠井のまちなみ調査などを行い、今後の笠井のまちなみを良くしてゆくきっかけとなればと活動してきました。そして、前回の笠井夏祭りイベンに続き、 11 月 28 日の夜、旧笠井郵便局で、「まちづくり幻灯会/延藤安弘さんが笠井で語る」実施しました。

 延藤さんは、幻灯会では「現代の語り部」「まちづくり講談師」などと呼ばれる方で、千葉大教授など歴任されながら、各地の住民まちづくり活動をされています。

 当日は使い慣れないスライドプロジェクター2台によるお話で少し問題もありましたが、やはり、パソコンからの映写では出せない雰囲気が、開場の雰囲気とも相まって、とても良い感じの中で、お話を伺う事ができました。

 どんなまちにも宝物があり、それを見付け、もっとまちを好きになろうとする自然な気持ちから、住民の気持ちでまちはどんどん良くなるといいうようなお話、また大切なのは、「楽しさや遊び心の連鎖」「風の人(よそもの)と土の人(地域の住民)の出会い」また「嫌なトラブルをエネルギーに変えてゆく」ことだというお話が締めくくりとなりました。

 建築士会浜松支部としても、今後の「景観整備機構」の動きなどの中で、住民まちづくりの能力を問われてゆく事になると思いますし、延藤さんのお話は大変勉強にもなり、元気づけられたような気がします。

 やはり、まちを良くするのは、住民がまちを好きになりもっと好きになれるようにしたいと願う事、

そして、どんなまちにも好きになれる宝物が眠っているということ。

 その意味では、もう少し笠井の住民の皆さんの参加が欲しいな、というところですが、我々の活動を継続することで、少しづつでも広がりが出ればと思っています。

                             まちづくり特別委員会委員長 長谷守保

 

 

                   延藤さん講演風景                延藤さん直筆の行灯看板

まちづくり幻灯会/延藤安弘さんが笠井で語る 2006.11.13

建築士会浜松支部では、数年前より、浜松まちづくりセンターとの協力の中、笠井のまちなみ調査などを行い、今後の笠井のまちなみを良くしてゆくきっかけとなればと活動してきました。また、笠井夏祭りに合わせ、まちなみ調査の成果などを展示し、これからの笠井のまちなみ等について語り交流する場をつくり、地域との交流も行いました。  今回は、今後の笠井でのまちなみへの意識を育むため、延藤安弘さんを講師に幻灯会を企画しました。是非気楽にご参加ください。(会場は寒いので防寒をよろしくお願いします)

 

日時:2006年11月28日(火) 19:00〜幻灯会21:00まで(展示は18:00より)

場所:旧笠井郵便局(浜松市笠井町262)

展示:笠井のまちなみ連続立面図、こうじや、郵便局実測図などパネル展示

幻灯会:延藤さんが地域によるまちづくりについてスライドで熱く語ります

これからの笠井のまちを皆さんで少しずつでも良くしてゆきましょう! そのために、どんなことからできるか皆さんで考えましょう!

 

■延藤安弘さん■ 大阪に1940年生れる。北海道大学工学部建築工学科卒業、京都大学大学院修了。熊本大学教授等を経て、1997年千葉大学教授。 2003年「まちの縁側育くみ隊」代表理事、2005年愛知産業大学大学院教授。  京都のコーポラティブ住宅ユーコート、熊本のMポート、神戸の真野地区まちづくり、世田谷まちづくり等、全国各地の住民主体の住まい・まちづくりに関っている。 主な著書に『こんな家に住みたいナ…絵本にみる住宅と年』、『まちづくり読本…こんな町に住みたいナ』、『これからの集合住宅づくり』(以上、晶文社)、『集まって住むことは楽しいナ…住宅でまちをつくる』(鹿島出版会)、共著『まちはこどものワンダーランド…これからの環境学習』(風土社)、『「まち育て」を育む──対話と協働のデザイン』(東京大学出版会)などがある。 〈幻灯会〉では「現代の語り部」「まちづくり講談師」などと呼ばれている。

建築士会浜松支部まちづくり特別委員会

共催:日本都市計画家協会静岡支部

延藤安弘さん 会場(旧笠井郵便局)地図

笠井夏祭り交流イベント報告 2006.08.28

まちづくり特別委員会では、数年前より、浜松まちづくりセンターとの協力の中、笠井のまちなみ調査などを行い、今後の笠井のまちなみを良くしてゆくきっかけとなればと活動してきました。そして、今回は8月16日の笠井夏祭りに合わせ、まちなみ調査の成果などを展示し、これからの笠井のまちなみ等について語り、地域と交流を図るイベントを、旧笠井郵便局をお仮りして実施しました。

 展示内容としては、笠井のまちなみ連続立面図、郵便局やこうじやの実測図、また建築WEEKの「まちなみ写真展」などパネル展示を行うとともに、まちなみ等をプロジェクターにて壁面に投影しました。

また、普段入る事ができない建物であり、また昔の郵便局としての懐かしさからか、多くの方が内部の見学を希望し、来場されました(約300名程)。来場者には、建築士会のPR団扇を配布し、交流を図ることができたと思いますし、今後の笠井のまちなみづくりのきっかけのために、良い形で活動をつなげてゆけるのではと期待しています。

(まちづくり特別委員会委員長 長谷守保)

 

 

笠井のまちなみ調査/夏祭り交流イベント 2006.07.24

建築士会浜松支部まちづくり特別委員会

共催:日本都市計画家協会静岡支部

まちづくり特別委員会では、数年前より、浜松まちづくりセンターとの協力の中、笠井のまちなみ調査などを行い、今後の笠井のまちなみを良くしてゆくきっかけとなればと活動してきました。今回は、笠井夏祭りに合わせ、まちなみ調査の成果などを展示し、これからの笠井のまちなみ等について語り交流する場をつくり、地域との交流も図れればと思います。

日時:2006年8月16日(水)15:00〜21:00(13:30より準備)

場所:旧笠井郵便局(浜松市笠井町262)

■内容■

<展示>笠井のまちなみ連続立面図、こうじや実測図、郵便局実測図

 建築WEEK「まちなみ写真展」などパネル展示

 さまざまなまちなみ等をプロジェクターにて投影)

<建物見学会>時間内随時希望者には建物内を案内する

<交流会>飲食をしながら、これからの笠井のまちなみ等を語る

 来場者には、建築士会のPR資料(団扇など)配布する

 来場者にも飲食を軽く振るまい、交流を図る

 

笠井「こうじや」の保存イベント報告 2006.06.07

数年前より、まちづくり特別委員会では、浜松まちづくりセンターとの協力の中、笠井のまちなみ等の調査を行ってきました。また、今後は、まちづくり特別委員会が今までの活動を引き継いでゆきます。

 そして、その中で、こうじやにお一人で住われてきたおばあさんが亡くなり、建物の取り壊しが危惧される中、相続が決まり、当面は保存されたいとの所有者側のご要望もあり、補修工事等への協力の中で、それらの工事などに関連して、まちなみ全体の保存につながるような地域との連携へつなげるべく、イベントなどを企画開催してゆこうと考え、5/25(木)の午後より、こうじやにて、建物の 掃除、倉(取り壊し予定)の収蔵物運びと見学会を実施しました。

 まちづくり特別委員会委員 5 名、支部会員 8 名、大和田まちづくりセンター長、大学生2名と、所有者の今岡さんたちで、倉の中の捨てないものを選別し、その後、こうじやの1階2階の清掃やゴミ出しを行いました。かなりな重労働ではありましたが、すっかりきれいになった建物を前に、また今岡さたちにも大変感謝され、報われる気持ちでした。

 今後はイベント等の際には建物を利用してゆくなど、継続的に、笠井のまちづくりの基地のような位置づけとして使わせて頂き、地域との交流も図ってゆければと考えています。

 また、今後は建物の改修についても技術的なサポートをさせて頂いてゆくことになっています。

 

今後は、 8/16 (水)の夏祭りに併せてまちなみに関する企画(成果発表と地域交流など)、また、 11 月頃、歴史的風情を活かしたまちづくりのイベント(幻灯会+講演会 / 延藤安弘さん)を企画し実施予定です。

(まちづくり委員会委員長 長谷守保)